キャスターの安藤優子(63)が24日、フジテレビ系「ワイドナショー」(日曜午後10時)に出演。今月16日に牛丼チェーン「吉野家」の伊東正明元常務(18日に解任)が、早稲田大学の社会人向け講座の「生娘さんをシャブ漬け戦略」などの不適切発言をしていたことに言及した。

 吉野家によると、若者を牛丼好きにするための戦略について、伊東氏は「不適切な言い回しで不愉快な思いをされた方がいたら申し訳ないんですが」と前置きした上で、「地方から出てきた右も左も分からない生娘さんが、初めて(吉野家を)利用して、そのままシャブ(薬物)漬けになるような企画」と表現。吉野家は18日に公式サイトで謝罪し、翌19日に伊藤常務の解任を発表し、同サイトで「コンプライアンス遵守の徹底に取り組んでまいります」などとし、改めて謝罪した。

 安藤氏は「このセンスのなさで、よくマーケティングやってますねってぐらいズレていると思うんです」と怒りをにじませ、「一番引っ掛かったのは、田舎から出てきた右も左もわからないっていう部分で、田舎ってそんなとこ?っていう圧倒的、都会目線のマーケティングってそういうものなんだっていう、いや~な感じを受けました」と述べた。

 出演した石原良純が「田舎から出てきた何もわからない女性って今でもいるのかな?」と振ると、安藤氏は「都会目線のマーケティングって、ずいぶん上から目線だなって。そういう戦略に私たちはもし踊らされているならば、あ~~私たちって愚かなのかしらって」と無念さを吐露した。